優しさ、温かさのよりどころ

 

昨年の秋からコンセプトの検討を始めていた、大阪天満宮近くの賃貸集合住宅。

今年初春にクライアントからコンセプトの承認を頂き、全体計画、特に1階共有部分や建物全体の色彩、表情についてコンセプトに沿った素材、質感等検討してきたが、やっとCGを使ってプレゼンテーションすることができた。

 

ゆったりとしたカーブを描くアプローチ、その曲線の延長線上に配置された、土のような質感の壁、陶土、砂岩、松灰など素朴な材料が生み出す、温かな表情がどこか懐かしく安らぎを与えてくれる。我が家のようなほっとする匂いと色調…

肩の力を抜いて、あくまでも自然のまま、素に戻れる場所を提供することが今回のテーマ。

 

時と経過とともに、より一層愛着が沸く空間の提供、『誰もが優しさのよりどころ』となる住まいを目指した。

 

 

スタジオクランツォ 代表 山口是彦

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